前々から導入が検討されていたＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅが導入されました。
ついでにと言うか、必然的な必要であったというか、ｐｈｐ化も同時に行い、これで晴れてブログ2.0的なものの仲間入りというわけです。ブログ2.0が何なのかよくわかってないけど。

とりあえず、ＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅは導入自体はそんな面倒ではなかった。
ただ決まった設定を行い、決まった通りにうｐして決まったとおりに作成ボタンを押せば勝手にブログが作られる。超らくちん。
にもかかわらず、このブログが公開にこぎつけるまでには結構な時間がかかっています。私の基本的な生活時間（外出、食事、睡眠など）を除いた全ての時間を費やし、さらに二日ほどの自主休校を加え、それでも、導入開始から公開まで一週間の時間がかかっている。ＣＧＩ一つの設置にかける時間としては膨大に過ぎる。

と、いうわけで、一体何故こんなにも時間がかかったのか。実に一ヶ月（課題除く）の空白を開けての日記では、そのあたりの話をしましょう。まずはＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅが何なのかから。

ＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅとは、つまるところウェブログシステムです。借り物のブログでなく、自分で一からカスタマイズして、ＣＧＩで置けるブログ。スタイルシートだの、出力ファイルのテンプレだのが自分で全部作れるので、普通のウェブサイトを作るのと同じ要領でブログが作れるとっても優れたシステム。
が、その能力を生かすのはとても面倒くさい。
何でも自分で作れるというのは、裏を返せば全部作ってやらなきゃ意味がないということで、もちろんＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅ自体に基本テンプレートはついているんだけど、それはもう、導入するくらいなら素直に無料ブログ借りとけってくらい貧相な代物なので、当然改造しなければならない。
そうなってきたとき、問題になるのがその文法。

ＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅの文法は、基本的には普通のＷｅｂサイトを作るのと同じ要領で、ただ、そこに大量にあるＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅ専用タグを埋め込んでいく点だけが、普通のサイトと少し異なっている。
つまり何かというと、２カラム３カラムと呼ばれる、右リンク柱、左リンク柱の記述だとか、どこにコメント欄を作るだとか、どのようにアーカーブページを作るだとか、そういったことを全てタグで記述しないといけない。簡単な設定項目をいくつか決めて、等というのができない。そして、これが一番厄介なことだけど、ＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅ標準のテンプレートは、恐ろしく読みづらい。

あまりに長すぎるテンプレート、あまりに長すぎるcssファイル。それらの力が相まって、私たちを苦しめようと悪意の爪を研いでいる。
ソースファイルを覗いた私たちは、その長さと、膨大な枠構造に唖然とし、理解を諦めざるを得なくなってしまう。右リンク柱左リンク柱がどうして実現しているのかさっぱりわからない。どれをいじれば何処に何が移動するのか、それさえわからない。そんな状態からのスタートになり、結局は激しく挫折するわけです。
で、挫折したので、テンプレを見るのは諦めて、Ｗｅｂ上の情報に頼ることにしました。

とりあえず、コレさえコピペすればすぐ導入できる！みたいなのも結構あったので、それ使えば楽ちんなんだろうけど、癪なのでそれは使わないことにして、幾多の解説サイトを渡り歩き、そして、

ﾜｶﾝﾈ

という結論に。

解ってる人向けの情報と、全く解らない人向けの情報の二極端しかありませんでした。
全部解ってる解ってるアイシーアイシーＯＫＯＫ、な人向けの、高度なカスタマイズ術が書かれてる一方で、初心者向けの、コピペで完成ＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅ！みたいな情報が存在する。その中間はない。どういう構造なのか、よくわかりません。

解らないので、ＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅを導入済みのサイトのソース覗いたり、cssの勉強したり、ＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅのタグリファレンス読んだりして、結局一から作りました。マージンにそんな意味があったのかとか、初めて知ることで一杯でした。

他にも、あまりに多すぎるＭｏｖａｂｌｅＴｙｐｅのファイル数にアップロードミスが生じて、それが原因で丸一日つぶれたエラーなんてのもありました。

でまあ、それらの勉強やらバグつぶしやらと、、サイトの構築とを合わせて一週間。
全く難儀極まりないＣＧＩの導入であったわけです。

せっかく面倒な導入をしたので、しばらくはブログオンリーで頑張ってみようと思います。
捨てるのにはあまりにもかけた時間が惜しすぎる。

情報：
旧コンテンツは、左リンク柱のコンテンツ、から。
既に存在しているいくつかのログは、旧日記の転載です。情報もその当時の代物です。